久しぶりのリトミック

コロナの影響で、ずっと延期になっていた大城依子先生のリトミック講座が、14日に久しぶりに開催されました。今回は、会場(東音ホール)かリモート参加か選択できるようになっていて、私はリモートで参加することにしました。

テーマは「カノン」。子どもの曲では♪かえるのうた♪が身近ですが、カノンの難しさは、片方のメロディーを聴いてつられてしまうこと。でも、それが上手くいって、きれいにハモれると楽しいものです。

その導入として、右手と左手で、あるいは手と足で違うリズムを刻んだり、しゃべりながら同じリズムをキープして手をたたいたりしました。ピアノで弾くと簡単なことも、他の方法でやってみると意外と難しいものです。こういった動作は女性の方が得意だそうです。女性は日々、マルチタスクをしていますものね。

2つ、あるいは3つの違う歌を同時に歌うと、きれいにハモる曲、たとえばブルグミュラーの清い流れともみじと春の小川を大城先生がピアノで弾いて下さいました。このお話を聞いて、息子が小学生の時に学習発表会でやった劇団四季の「魔法を捨てたマジョリン」の最後の方で歌われる♪心から心へ~魔女の生きる道♪を思い出しました。(この歌は本当に素晴らしい!)

小さい子供には、まず♪森のくまさん♪のような音が重ならず、まねをする(エコー)ところから始め、楽器を使ったリズム模倣、リズムに言葉をつけてカノンを体験してもらいます。かえるのうたのような完全なカノンは、ハンドベルや鉄琴を並べて(使う音のみが並べてある)、流れ作業的に順次演奏していくとカノンが体験できるような方法も紹介され、会場の参加者の方たちによって演奏されました。とっても楽しそう!子供たちも喜びそうです。

このような過程を経ると、すんなりカノンになじめそうです。カノンは、現在、過去、未来を同時に感じるものだと大城先生は説明されていました。こういったことが上手にできるようになると、バッハも抵抗なく楽しめるようになりそうです。