若きピアニストたち

ここ数年、毎年のように、ピティナコンペティションの特級ファイナルのコンチェルトをホールに聴きに行っていましたが、今年は出向いていくのがコロナのせいで気が引けてしまい、家で聴かせて頂くことにしました。

1次予選の動画審査から楽しませて頂いています。同時にとても勉強になります。

皆さん、それはそれは素晴らしい演奏で、特に10代の活躍には目を見張るものがあります。

昨日のセミファイナルも、たまたまレッスンが休みだったので、午後はほとんどYou tube配信に釘付けで、気がついたら夜になっていました。かつて私も勉強した曲がたくさん演奏されていましたが、同じ曲とは思えない、違う曲ではないかと思うほどで、若いコンテスタントが、彼らの20年くらいの人生の中で(最年少は15才⁉)どうしたらこんな表現ができるようになるのか驚きでしかありませんでした。

皆さんそれぞれ自分の世界をしっかり持っていて、説得力のある演奏ばかりでした。心に染み入ってくる心地いい音色、様々な感情、情景を多彩な音色で描かれた音たち、体そのものがピアノと一体になり音楽を奏でる姿に引き込まれました。きっとこれから世界に飛び立っていくんだろうなと感じます。

若いフレッシュな感性からたくさんの感動とエネルギーをもらっています。

明後日は、ファイナリストの4人のうち3人がラフマニノフ第3番を演奏することになっています。それぞれの世界観をどう見せてくれるのか楽しみすぎます。