ロンドン ナショナルギャラリー展へ

とっても久しぶりに電車に乗って、上野の国立西洋美術館へ行ってきました。ネットでのチケット販売のみと、人数制限がされていて、絵の前が混み合うこともなく、快適でした。各部屋の説明もじっくり読んでゆったりと絵画との時間を堪能できました。昔、ピアニストの方が「ピアノを学んでいる学生は、ピアノの前に座る時間がどうしても長くなってしまいますが、時には美術館に出かけて絵を観たり、バレエを観たり、他の芸術にもたくさん触れて欲しい。」と話していたことがずっと残っていて、今でこそ当たり前のことになりましたが、改めて絵画を観るとその意味がよくわかります。作者が伝えたかったこと、どんな描き方がその画家のオリジナリティーでどんな技法でそれを表現しているのか、そして名作にはすごいパワーがあって強いオーラを放っていること、音や声が聴こえてくるような作品との出会い、どれもこれも音楽に通ずるものがあります。かつてフランスに住んでいた時にもたくさんの美術館に足を運びましたが、あの頃の雰囲気がよみがえってきて、幸せな気持ちになりました。

コロナも少し収まってきているので、少しずつ出かける機会を増やしていきたいです。