ショパンコンクール

ショパンコンクールの7月の予備予選からアーカイブで聴き始め、10月はほぼ毎日ショパンづけの日々でした。かつてレッスンにいらしていた大人の生徒さんが、ワルシャワまで赴き、生で聴いたコンクールの感激を熱く語られていたそのお気持ちがわかりました。時代が変わって、今回はすべてが生配信されるようになり、もちろん全員ではないですが、相当な人数のピアニストの演奏を聴きました。1音でもきき逃すまいと緊張感を持って惹きつけられる演奏、温かくまろやかな音色でとても自然な流れで癒される演奏、聴いているとウキウキと幸せな気分になる演奏、キラキラと輝いた音たち、甘くロマンチックな歌いまわし、上品さあふれ香り漂うような演奏、思わず体を動かしたくなるような躍動するリズムなどなど、様々な演奏をきいてピアノの魅力をさらに知りました。ずっと聴き続けていたら、これから自分が出す音も変わってくるような気がしてきました。素晴らしい演奏に触れる大切さ。生徒にも伝えていかなければと思います。